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学童保育でアルバイトするメリット

学童保育のアルバイトの求人も最近よく見かけるようになってきました。学童保育のアルバイトの場合、保育士のような特別な資格を必要とすることはあまりなく、資格がない方でも仕事に就けることが多いです。

しかし近年では、より高い品質の保育を行うためという理由から都道府県が行う「放課後児童支援員」の研修を受けるように定める施設も増えてきました。ですが、資格の習得は難しいものではなく合計で24時間程度の研修で取得することができ、保育士のように仕事をしながらでは資格の取得は簡単ではないというものでもなく、仕事をしている人でも片手間に資格を手に入れられるようになっています。

保育関係の職業に就きたいと考えている人にとっては、良い勉強にもなるのではないでしょうか。もちろんすでに保育関係の仕事をしたことがある場合には、より働きやすいと感じるはずです。

学童保育とは

学童保育という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのようなものかを理解している人は、そう多くはないのではないでしょうか。

学童保育所は、家庭の都合で放課後帰宅しても適切な保護が受けられない学童を対象に保育を行う施設です。少し前までは、受け入れ児童の対象が小学校3年生まででしたが、2015年4月からはじまった「子ども・子育て支援新制度」により、小学校6年生まで預けられるように制度が変わりました。

学童の保育のアルバイトと一口に言っても、大きく三つに分けることができそれぞれ特徴には違いがあります。

一つめは自治体が運営するいわゆる学童クラブなどとと呼ばれることが多いスタイル。二つめは公立小学校に通う全員が対象となる、放課後子ども教室と呼ばれるものであり授業後の空き教室などを活用しているスタイルです。そして三つ目は、早朝・夜の延長保育や、夕食、習い事付きなどといった多様なサービスを提供しているスタイルです。もちろんこれは有料となっています。

どこでは働くかによって、得ることができるメリットにも違いがあります。どのスタイルにも当てはまる利点となるのが、小学生ということもあり、何が言いたいのかということは会話をすることにより理解ができるため、意思疎通で困ることは少ないかと思います。また、自分のことは自分でできるようになる年齢なので、つきっきりで見なくてはならず手がかかってしまうということや、ハプニングもおきにくいといえます。子どもとのコミュニケーションが楽しくなるのではないでしょうか。

一緒に遊ぶのが一番の仕事

専門的な授業等が必要なく、学ばせなくてはならないというわけでもないのも良い点です。基本的には怪我をさせないように遊ぶことに専念しておけば良いので、勉強という面では自信がないという人でも問題なく働くことができます。

放課後子ども教室のスタイルの場合には、小学校に行き放課後に子どもを見ることになるか、併設された建物の中となるので、校庭などは広いところで体を動かして遊ぶということもでき、働きながら子どもの頃を思い出し懐かしさを感じることもできます。子どもからすると、先生と同じような立場の人という目で見てくることになるので、子どもから慕われることができれば、サプライズでプレゼントをもらったりと、心温まる経験もできるようになります。

仕事内容として、主に子どもと遊ぶことなので仕事という感覚がなく、精神的に楽だったり、子どもが好きな人ならば楽しく働けることは間違いありません。共に働く人も子どもが好きな人が集まってくることになり、子どもが好きな人に悪い人はいないので働きやすいことは確かと言えるのではないでしょうか。子どもが好きという共通点があることで、職員同士とても仲が良いという話もよく聞きます。一般的なバイトとなれば、制服があったり服装には細かな決まりがあるケースもありますが、学童保育の場合には、働く施設にもよりますが、細かい服装の指定もないので、動きやすい服装だったりあまり派手な髪型やメイクさえしていなければ、あまりとやかく言われることもなく、好きなスタイルで仕事をすることができるのもメリットといえます。

アルバイトの場合、特別な福利厚生はないところが大半となっていますが、交通費はしっかりと支給しているケースが多いようです。子どもにおやつを提供したり、ジュースを出すところとなれば、おやつやジュースも一緒に食べたり飲んだりすることができる施設もあるようです

施設によっては、様々なイベントをしているところもあり、子どもが経験することを一緒に経験することができ、大人になってからは体験していないことを楽しむことができるという利点もあります。将来子どもと接する仕事がしたいという人には、最適の学びの場となることは間違いありません。一人一人に対する対応の違いも学ぶことができ、どのタイプの子どもにはどの対応が適しているのかということを学ぶ経験もできます。もちろん、それのみではなく大人数をどうすればまとめることができるのかや、喧嘩の仲裁方法も学んでいくことができるので、学童保育でアルバイトをするメリットは数多く存在しているといえます。

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