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保育園で働くための資格、保育業界で働きたい人へ

保育園で働きたいと考える女性は、とても多いです。保育園で働く人の多くが、国家資格を持っています。保育士は、国家資格の中でも人気が高く、他の職業から転職する人も少なくありません。

資格を取得して保育業界で働きたい場合は、大きく分けて2種類の方法があります。

ひとつは、大学や短大、専門学校の養成課程で必要な課程を修了する方法で、大学で取得した人の方が給料が若干高めです。

もうひとつは、保育士になるための試験を受験して合格する方法です。試験の難易度は高く、筆記試験の合格率は20%前後となっています。会社に勤めて働きながら通信教育で学び、試験に合格した人もいます。

保育園で働きたいと考えても、経済的な理由で大学や短大、専門学校に通えない人もいます。しかし、通信教育で専門知識を学び、国家試験に合格すれば、希望の職業に就けるわけです。

最近は、通信教育も優れたカリキュラムが組まれているものが多く、通信教育で勉強して保育士になるという夢をかなえた女性も多いです。

通信教育でも、大学や短大、専門学校と同じような内容を学びます。もちろん、保育実習もあります。全過程が修了すれば、国家試験にチャレンジします。

保育士試験は筆記と実技

国家試験は、筆記試験と実技試験があり、筆記試験は全部で9科目あります。試験はマークシート式で、6割正解すれば合格となります。9科目は多いのですが、効率的に勉強することで、短期間の勉強でも合格することは可能です。9科目の内容を見ると、難易度はそれぞれ異なるので、比較的易しい科目から始めるのがコツです。

実技試験は、一般保育、音楽、言語、絵画制作から2種類選択します。

保育園は厚生労働省の管轄

保育園は、保護者に代わって子どもが日常生活を問題なく送れるようにサポートする施設で、厚生労働省の管轄になります。

だいたい、朝の7時頃から夜の7時頃まで子どもを預かる施設が多いです。最近は、共働きの親が増えていることもあり、夜間保育を行っている保育園も増えています。中には、深夜から朝まで預かる保育園もあります。

保育園で働きたいという希望を持っていても、ピアノに自信がないために諦めてしまう人がいますが、試験や授業などで必要となるピアノのレベルは、それほど高くありません。童謡などの簡単な曲を弾くことができれば、問題ありません。養成学校で初めてピアノに触れたという人でも、保育園で活躍している女性は多いので、ピアノが苦手なことを気にすることはないのです。

保育士養成校での学び

現在、日本には、保育士養成課程がある大学や短大、専門学校が数多く存在しています。

学校に入学した1年目は、保育や福祉に関する基本的な知識を学びます。心理学、保健、臨床心理学、美術、ピアノなど、様々な授業があります。

2年目になると、保育の現場で役立つ専門的な知識を学ぶようになります。赤ちゃんが飲むミルクの作り方や、沐浴方法、服の着脱方法など、赤ちゃんを世話するために必要な知識を学びます。

リトミックというリズム遊びは、子ども達に人気がありますが、リトミックについて教わる授業もあります。もちろん、一般教養についても学びます。

公立保育園と私立保育園

国家資格を取得して、公立の保育園で働く場合は、地方公務員になります。地方公務員の給与が支払われ、公務員の様々な手当てが支給されるため、安定感が抜群です。

民間の保育園の場合は、運営している会社や地域、勤務年数などにより、給料の額は異なります。社会保険が完備していない施設だと、自分で保険や年金を支払う必要があります。

仕事内容が多岐にわたり、ストレスがたまりやすい環境の割には、給料が少ないと感じている人は少なくありません。ただ、地域によっては、待遇の改善に力を入れているところもあります。特に、東京を中心とした首都圏の保育施設では給料は高めに設定される傾向があります。

私立の場合は、昇給の期待はあまり持てません。しかし、公立の場合は、勤務した年数によって給料が少しずつ上がるので、離職率が低くなっています。

保育園では、子どもを預かる時間が長いため、子どもの保育はシフト制で行っています。主に0歳から6歳までの子どもを預かって保育しますが、ただ預かっているだけでなく、一緒に遊びながら子どもの感性と思考力を養います。

保育園では、お昼寝の時間がありますが、子ども達が眠っている間も、様々な仕事を片付けていきます。特に重要なのが、保護者への連絡です。連絡帳には、その日の出来事や子どもの様子、体調などを詳しく書きます。子どもの状態をしっかりと把握していないと連絡帳に書くことができません。

子ども達が自宅に帰った後も、仕事があり、運動会などのイベントの前後は、残業時間が長くなることもあります。

子どもを預かる仕事は、楽な仕事ではありませんが、子どもの成長にかかわる仕事がしたいという女性は多いです。

保育士試験は、以前は年1回のみ行われていましたが、平成28年からは、前期と後期の2回行われるようになっています。

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