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北海道の保育士パートの求人事情について

北海道は全体の数でみると、保育士パートの求人数はとても多くなっています。ですが北海道は広大なため、地域によってばらつきが出てきます。地域によって求められている仕事や職場も異なってくるため、事情は複雑です。

中でも道内でも圧倒的に人口の多い札幌市では、保育士パートの求人もとても多くなっています。働く職場も非常に多いため、選択の幅を広げたいならば札幌市や人口の多い市町村で働くことが求められます。札幌市の中でも中心部で商業が栄える地域では、夜遅くまでや休日も営業している保育施設もあります。こういった保育施設では保育士パートはシフト制で働くことが多くなり、その分自由な働き方を希望できる職場も多くあります。一方住宅地付近では平日と土曜日のみで保育時間も6時までといった保育施設もあります。こういった保育施設は勤務時間や休日が安定しているため、子育て中の方でも働きやすい職場となっています。その他にも企業が職場内に保育施設を構える場合もあり、こちらは企業で働く方向けの施設が大半です。会社や病院などの近くにあることが多く、働く方に合わせた保育時間となることが大半です。

北海道の保育士パートの求人は増加傾向

そして北海道は地方でも最近は保育士パートの求人が増えているとされています。これは保育施設の増加というよりも、働く方のニーズに応える保育施設が増えているからだとされています。以前は地方の保育施設は市町村が運営するものか、民間が運営するものかで大きく差がありました。市町村が運営する施設では平日のみの預かりで時間も夜の6時か7時までとなっていることが多く、働く方によっては十分な保育が受けられないといったケースがありました。そういった部分を補って民間の保育施設が運営されるようになったのですが、こちらはサービスが十分な分料金が割高といった側面があります。また地方はだんだんと若者の人口が減っている傾向もあり、民間の保育施設は経営が大変な分サービスの向上で預かる子どもを確保しようとしています。そうなると必然的に必要な保育士の数も増えてくるのですが、人件費を抑えるためにパートで補う施設が多いのです。

パートが求められる仕事は、担任のサポートや支援が必要な子どものお世話などになります。そのため働く時間帯としては保育人数の多い時間帯がほとんどです。その他には登園と帰宅時の送迎バスの乗務員としてであったり、希望者のみの延長保育の時間帯のみで勤務するといった働き方もあります。北海道は地域によってはバスなどで子どもの送り迎えを行うケースもあり、その分時間も人手も必要になってきます。ですが限られた時間帯のみ人手を確保したいためパートの募集が多いのです。こういった働き方は子どもがいる方に重宝されていて、子育ての合間にできるパートとなっています。

保育パートの求人は民間が中心

北海道の中でも人口の多い市町村では民間の保育施設が運営されることも多いですが、人口が少なかったり減少が加速している市町村では公営の保育施設のみといったこともあります。この場合ほとんどは正社員もしくは非正規での雇用形態となり、パートの求人があまり多くはありません。他には民間が運営する幼稚園での勤務であれば、パートが募集されることもあります。ですが人口が少ない地方では保育士パートの求人数というのはあまり期待できないのが現状です。一度勤めると長期間辞めない人が多いこともあり、なかなか新しい募集がかからなくなってしまうのです。

こういった側面もあり、自分の希望する働き方がある場合はできるだけ人口の多い市町村で働くことが望まれます。人口の多い市町村では保育施設の数も多いため、希望する条件で働くこともしやすいのです。勤務する時間も希望する時間帯でのみといったことができるかどうか、行事の際は必ず勤務しなければならないのかなど事前に確認するべきことはたくさんあります。行事は休日を返上することもあり、その場合は休むになるのか給料が支払われるのかは重要な確認事項です。パートではほとんどが担任を持つことがありませんが、施設によってはそれも考えられます。担任を持つとなると保護者との関わりや責任の持ち方も大きく変わります。そのため自分ができる範囲は事前に伝えて、求人を選ぶことが大切です。

そして北海道は冬に雪が降る地方も多いことから、通勤に関しても事前に考えなければいけません。公共交通機関を使って通勤するのか、自家用車で通勤するのかで大きく変わってきますが、荒天時の対応は施設によって異なります。冬は通勤が大変になることも多いので、あまり通勤に時間がかかる施設はやめておいた方がいいです。自家用車が通勤に必要な地域では、駐車場の確保や使用料についても応募の際に確認したい事項です。

保育士パートは働く女性の増加で求められる数も増えてきてはいますが、地域によっても差が大きいのが現状です。また働き方が職場によって多種多様なため、選ぶ際はしっかり条件を確認することが求められます。

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