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子どもの年齢別・認可保育所での保育士の数

投稿日:2017年10月14日 更新日:

まず、認可保育所とは何なのでしょうか。

認可保育所とは、児童福祉法に準拠した自動福祉施設で、国がもうけた設置基準をクリアして、知事によって認可を受けた保育所です。その基準には、広さや保育士の数、給食設備、防災、衛生管理などの基準があります。

さて、それでは、国が定めた基準にで認可保育園にどれくらい保育士が必要かという基準は、子どもの年齢別に設けられています。現行の基準では、0歳児では、3人に1人、1・2歳児では、6人に1人、3歳児では、20人に1人、4、5歳時には、30人に1人ということになっております。つまりは、年齢が低ければ低いほど、面倒をみる保育士の人数も多くなければならないということです。このことが、まだ低い年齢をまかなうだけの保育士の数が足りない原因となっております。

保育園に預けたくても預けられない

「保育園落ちた。日本死ね。」という過激な言葉が、一時期マスコミをにぎわせましたが、まさに、妊娠、出産を経てすぐのお母さん達が職場に復帰しにくい理由もここにあります。子どもが生まれたので、保育園に預けようとしても年齢の低い新生児や、幼児を保育園に預けようとしても、それに見合うだけの保育園の要員がいないことで、保育園に預けられないという事態が発生してしまうのです。保育士の絶対数は、国の支援策の甲斐等もあり、増えつつありますが、年齢が低い子どもたちに関しては、年齢による配分を賄うだけの数がきちんと足りていないという事情があります。今後も、どんどん保育園が増え、人の補充はなされるかもしれませんが、この基準の急こう配に対して、人が足りないという事情は、もしかして当分解決できない問題となるかもしれません。

何しろ、0歳児には、4、5歳児に対して、10倍の人をかけなければならないという基準が今は出来上がっているからです。確かに、まだまだ低い年の子どもたちは、事故を起こしたり、病気にかかったりするリスクも高く、きちんと人をかけて面倒をみてやる必要があるのですが、現状、国のサポートなどがこのような低い歳の子どもたちを特別に対象としたり、給料を上げるなどして、そういう対象領域に人が集まりやすくし、サポートを手厚くできるようにする等の対策がまだ打たれていないというのが、現状です。今後、保育園は、世間の関心の高まりや、ますますの女性の社会進出により、数が増加することは、見込まれていますが、子どもの歳によるサポート体制のバランスが取れていない状態が、すぐに解決するかというと、問題は根深く、まだまだ問題解決に向けては、時間がかかるように感じられます。

保育園の数から質へ

保育園に関しての問題は社会でも大々的に取り上げられ、まず箱を増やそうということで、大分、保育園の数も増えてきたように感じられる昨今ですが、今後は、その保育園の中身をどうしていくのか、実際の運用計画の中で、子どもの歳を踏まえた実際のサポートをどうしていくのかという、より具体的な計画が今、求められているように思います。たんに待機児童が減ったので、良かったねということではなく、人生のトータルプランとして、出産後の母親や父親がどのように保育所を頼りにすることができるのかというグランドプランが今、求められているのです。子どもたちがより健全に育っていく社会を実現するために、我々はより、実践に即したところでの運用方針を決めていき、仕事との両立などをどうするかを、きちんと具現化しなければならない段階に入ってきたのではないでしょうか。そのようなきちんとした計画や、子どもたちや、彼らを見守り両親に対する深い思いやりがなければ、未来を担う子どもがより良く生きていける社会の実現はできないと思われます。色々な問題をはらんだ現代社会に、我々は生きているわけですが、これからの時代を作っていく子どもたちに対して、今の大人たちが、まだまだ、もっと色んなことをできる可能性は残っていて、これからの時代を作る子どもたちにつなげいかなければいけない使命があるのではないでしょうか。

今の大人がやっていることは、まだまだ不十分なのかもしれませんが、それでも、少しずつ良い方向へ、よりよい未来を目指して、子どもたちのために何かをすることは、きっと後世につながっていくものです。保育所の問題がこれだけクローズアップされてきていて、良い機会ですので、この機会を逸することないく、きちんと大人が中身を吟味し、未来はこうすべきだという方向性を見出してやれば、きっと子どもたちの役に立つ保育所の枠組みも出来上がってくるはずです。これまで以上に考えなければならない、女性の社会進出や、子育て環境の変化についてのより深い考察も今後、必要になってくるとは思いますが、まずは、何をさておき、未来を担うべき、子どもたちにとって、我々、今の大人たちがどのようなことを子ども達にできるのかとうことを精一杯考え抜くことが一番大事なことなのではないでしょうか。

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