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三重の保育士パートの求人事情について

三重県は、紀伊半島の海岸線に沿っている地形であり、内陸部には山岳地帯もあります。自動車産業が盛んな愛知県に近いことから製造業が活発で、全国的に有名な漁業や、大規模なテーマパークまで存在しているのが特長です。

保育士パートの求人数は多め

三重の保育士パートの求人事情は、全体的に人手不足なことから、常に安定した数となっています。正社員とパートの両方を同時に募集しているケースが目立ち、それぞれの雇用待遇を記載している状態です。施設の事情をよく理解している保育士に長く働いて欲しいのが雇用側の本音で、業務の負担を軽減させるために一部をシステム化する、パートにも賞与を支給するなどの工夫をアピールしている保育所も見られます。

求人には時給が掲載されていて、勤務時間に応じて給与が決まる仕組みです。専門的に幼児を預かっている保育所といった児童福祉施設では正社員を求めていて、その一方で補助として働いてもらいたい医療機関などではパートを必要な分だけ雇う傾向にあります。福利厚生として通勤手当の支給も併記されているものの、正社員とパートでは扱いが違うケースもあるので、具体的にどのような扱いなのかをしっかり確認しましょう。三重県では車によって移動することを前提とした立地もよくあるので、パートの駐車の可否と、車で通勤しても交通費をもらえるのかを事前に調べておくべきです。

パートに適用される手当や保育士の数を考慮する

賢い求人の選び方は、時給だけではなく、パートにも適用される手当を含めることです。総合的な金額で比較すれば、本当に魅力的な保育士パートの求人が分かります。保育士の仕事はパートであっても、その勤務時間における大切な人手だから、自分にとって無理なく働ける職場環境であることもポイントです。少人数の職場では、自分が体調不良などで休むことで、他の部署の人間に迷惑をかけてしまうから、保育士の数についても考慮しておいた方が良いでしょう。たとえば、1人の保育士しか雇っていないクリニックでは、定休日以外に突発的に休んでしまうと、看護師がその分の仕事をするしかありません。

ミスマッチを予防するために、多くの保育士パートの求人に働いて欲しい時間帯や曜日が掲載されているパターンが多いです。気になる職場があるが、細かい条件が掲載されていない場合は、応募する前に電話で問い合わせてみるのも有効な方法となります。現場の雰囲気を自分で確かめる意味で、見学してからどうするのかを決めることでも、効率良く選べます。保育士はチームワークで仕事をする職種だから、一緒に働いてみたい人がいて、設備が整っている職場を選びましょう。勤務時間は応相談となっている反面、繁忙期や急に人手が足りなくなった時には呼び出しがかかるケースもあるので、自分が納得している職場であることが大きな意味を持ちます。

無資格でも働ける施設はある

基本的に保育士の資格がある方を対象としていますが、一部の職場では無資格でも補助として働けます。ただし、有資格者より時給が低くなるので、資格取得をしてから応募することも検討しましょう。補助については、有資格者の指示に従って、洗濯などのお手伝いをする形になります。自分の判断で仕事を進めていきたいのなら、先に資格取得を目指すのがお勧めです。保育士の仕事を体験してみたい場合に、職業体験として活用する考え方もあります。補助の保育士を主に募集しているのは、受け入れをしている人数が多い、大規模な児童福祉施設です。

保育所に預けたくても空きがない待機児童の問題が県庁などで取り上げられており、問題解決のために児童福祉施設の数を増やす方向で議論しています。保育士パートの求人数は今後も安定した状態で推移する可能性が高いものの、一部の勤務時間帯だけのパートよりも、フルタイムで働いてくれる正社員の待遇を充実させているため、どちらの雇用形態を選ぶのかを応募する前によく考えておくべきです。長時間勤務するのだったら、手厚い福利厚生がある上に、転職時に職歴としても記載できる正社員の方が有利になります。それに対して、保育士パートは自分が希望した時間帯だけで働けるので、家庭との両立や、学生の社会体験としても役立ちます。事前に職場の管理者に申告しておけば、いつでも辞められるので、主婦から若者まで幅広い年齢層です。

三重県保育士・保育所支援センター

保育士の仕事に興味があるけれど、どのような職場なのか不安だという方のために、三重県には保育士に関する支援センターがあります。プロの保育士を目指している方への就業支援や、就職フェアの開催、スキルアップの研修が行われており、行政からの全面的な支援を受けられる環境です。施設をスムーズに運営できるだけの保育士を確保する目的で、かつては現場で働いていたが結婚をきっかけに退職した人や、保育士の仕事をやってみたい主婦に、潜在保育士として専門員が相談に乗っています。すぐに働いてくれる保育士パートの必要性が高まっていることから、将来的には時給換算では正社員と同等の扱いも期待できます。

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