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保育士の転職は履歴書でアピール 効果的な書き方は

待機児童という言葉が、当たり前に日常で使われるほど、子どもの保育を受け入れる現場の少なさは深刻です。関東エリア(東京)では待機児童の減少を目指した取り組みに注目が集まっています。

保育士のニーズは高まっていますが、実際に現場で働く保育士さんにとっては「少しでも働きやすく、条件のいい就労先」に出会うことが、何より大きなポイントです。

長く快適に、そして楽しく保育士を続けていける環境を探し、充実感を得られる良い仕事ができそうな施設に就職したいですね。

就職活動の第一歩は「履歴書作成」です。履歴書は、自分の事となりを知ってもらうためだけではなく、第一次書類審査と同じ役割があります。履歴書に魅力を感じてもらえなければ、面接の機会を得ることはできません。

そこで、保育士として働くときの希望と、雇い入れる側の施設の想いを双方から考えてみましょう。どんな履歴書に魅力を感じるのかが想像しやすくなりますし、何を書けば担当者の目をひきつけられるかがわかってくるでしょう。

履歴書を書くうえでの基本

保育士に限らず、就職活動に欠かせない履歴書の書き方はおおむね共通しています。内容はそれぞれの業種によって異なりますが、まずはきっちりと基本(常識)をおさえておきましょう。

字は「丁寧」にかく

最近ではパソコンで履歴書を作成する人も多くなりました。体裁が整って見え、すっきりとしていた印象があるので、あまり字が得意ではない人は、パソコンで作成してもいいでしょう。

手書きをする場合は、「きれい」よりも「丁寧」に書くことを意識しましょう。字を見れば、およそ採用担当者は丁寧に書いたかどうか判断できるといいます。もとより、字が割ときれいに書ける人のほうが、さらさらと書いてしまうために止めはねが甘い字になってしまいがちです。

ゆっくり丁寧に落ち着いて書く。これが履歴書の書き方の基本です。

証明写真

証明写真を撮影する機械を利用して、規定サイズの写真を準備しましょう。

証明写真は通常の写真現像料金と比べて割高です。そこで、証明写真規格で印刷できるスマートフォンアプリを使ってもいいでしょう。

自分でアプリを使って撮影するときは、背景や写真の撮影範囲、化粧と髪型などに注意しましょう。基本は「背景が白、胸から上の写真」ですが、華美な襟元の服装や化粧を控えて、清潔感がある写真を撮ることを心がけてください。

学歴・職歴の記入

就学年や就業年、学校名・企業(施設)正式名称を一つ一つ書いていくのがわずらわしいと感じることもあるでしょう。しかし、ここは我慢と忍耐でじっくり丁寧に書きましょう。

学歴は中学校卒業以降を記し、学歴と職歴はそれぞれ一行分見出しを取って分ける書き方が通例です。

漢字と年号、数字が入り混じるため、ここでよく書き間違いをしがちですが、一度書き損じた履歴書は修正ペンなど使わずに、もう一度始めから書き直しましょう。

このくらいでいいや、と受け取られるような履歴書ではなく、完璧な書き方をしている履歴書を作るという意識がとても大切なのです。

 

保育園の担当者が見る履歴書のポイント

働きたいと願う応募者は、その働き方や就労時間、給料面など労働条件を気にしますね。もちろん、やりがいや仕事の充実感も大切ですが、現実的に生計を維持できなければ働くことすら難しくなります。

採用を予定している施設側は、求職者に何を望んでいるのでしょう。この点をクリアに回答するように履歴書を書いていくと、採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。

ただ、詳しい仕事内容や、前職の施設規模・保育児童人数等の詳細は、職務経歴書に別途記入するようにします。

どれだけ貢献できるか

自分が保育士としてどれ程の経験があるのか、これは勤続年数や前職の施設からおよそ推測することができます。経験をしたことから、就職を希望しているこの施設に、どれだけ貢献することができるのかということをアピールしましょう。

入所している園児には何歳の子が多いか、その子達の保育に当たってどんな指導や遊びができるか、などこれまでの経験と絡めて具体的な内容をいれる書き方は、採用担当者が最も気に掛けるポイントです。

自分の志がはっきりしているか

保育に対する想いが自分の言葉ではっきりといえるかどうか。これは面接のときに聞かれることも多いですが、履歴書にも「保育士としての理想と姿勢」を書いておくと良いでしょう。

どんなことを今まで経験したか

どの年齢の保育を任せられる人材か、どのくらいの規模の施設で何人のクラスを運営した経験があるか、行事の運営リーダーの経験があるか…

具体的な内容がわかる職務経歴書は、その応募者のスキルをぱっと見ただけで判断できる材料になります。

保育施設によって、毎日の仕事内容や流れは異なります。こんなことは書かなくてもいいかな、というようなルーティンワークの内容も、箇条書きでかまいませんので短めにまとめて記入しておきましょう。

履歴書の自己PR欄でひきつける

保育士は、子どもとの関わりの中で特技を発揮できる場面がたくさんあります。

例えば、絵が得意な人は、園内やクラスの掲示物作成をするときにとてもありがたい存在です。

ハンドメイド・DIYが趣味の人や裁縫が得意な人は、お遊戯会の衣装準備や、小道具作成をするときに頼りになります。

一見趣味とも取られがちな内容でも、保育士活動をするうえでとても助かるスキルになる場合があります。保育活動と趣味・特技を絡めて自己PRを考えてみると良いでしょう。

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