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幼児の食育の重要性!食事と寿命の関係

投稿日:2017年9月18日 更新日:

日本は長寿で有名ですが、どうしてここまで日本が長寿国になったのか知っていますか。もちろん様々な要因がありますが、代表的なのは高度な医療体制とともに、日本食の身体への良さ、適正な食生活があるのだと思います。
もともと、日本人は食生活を大事にする国民性がありましたが、栄養学が発達するとともに、国民の食事・栄養に対する意識が高くなり、健康を意識した食生活をするようになったことは長寿の一因となっているのだと思います。

そんな日本社会でしたが、最近では忙しさのため食生活を犠牲にしたり、また手軽なインスタント食品や、惣菜の普及により添加物や化学調味料の多量の摂取が問題になるようになってきました。そんな食事をとりまく環境に危機感を覚えた人たちが中心となって、食育という概念がでてきました。食育はすぐにブームとなり、子どもを持つ母親を中心に広まっていきました。さらには、子どもだけではなく大人にも食育が必要だとさえ言われるようになりました。そうなったのには訳があります。日々の食生活が寿命に直結しているからだと気づいたからです。

生活習慣病は大人だけの病気ではない

以前は、成人病と呼ばれていた病気は、生活習慣病と名前を変えました。生活習慣が原因で病気になるからです。生活習慣のなかには、食生活が含まれます。生活習慣病は死亡数割合の6割を占めます。最近では、がんの要因に食生活を含めた生活習慣が大きく関わってきていることも明らかになりました。こういったことが明らかになったので、より食生活は大事にされるようになったのです。厚生労働省は「健康寿命の延伸につながる食育の推進」を、健康作り対策としてあげています。国をあげて対策に取り組まないといけないほど重要な課題だということがよく分かると思います。現在では、子どもでも糖尿病になる子も増えており、生活習慣病は大人だけの病気ではなくなりました。また、骨が弱く骨折をする子どもが多くなっているそうです。日本は豊かになり、食べるものがなくて病気になることは、ほとんどなくなりましたが、今度は食べ方を間違えて病気や怪我をすることが多くなっているようです。そういった食の歪みを、今後是正していくことが、日本が長寿国であり続けるために必要になってくるでしょう。

寿命には栄養面だけでなく精神的な側面も関係してくる

食生活には、栄養面だけでなく精神的な面も含まれます。食による人間関係や、感謝の気持ちなど精神的な側面も寿命に関係してきているのです。「孤食」という言葉をご存知ですか。辞書には「個食」(1)家庭で、家族が団欒することなく一人で食事をすること。また、一人一人ばらばらの時間に食事をとること。(2)一人分や一食分に小分けされた食事のこと。とあります。一人で食べる食事を個食というのですね。孤食はどういうことかというと、表面上一人だけであるかどうかではなく、ひとりぼっちだと孤独を感じながら食べることを指します。この孤食が、身体の健康にもよくないということが分かってきたのです。みんなで、わいわい食べると、それだけで美味しく感じますよね。その気持ちが重要だということです。孤独は、精神的につらいだけでなく、身体にも影響を及ぼすんですね。

長寿の秘訣だといわれているのが歯です。歯はもちろん食生活の影響をダイレクトに受けます。もちろん歯磨きなどのケアも重要ですが、それ以上に重要なのが食生活です。食べているものの内容や食べ方であっという間に歯がダメージを受けます。その結果、身体は動けるが歯がなくて食べられないという事態に陥ります。歯はとても大切です。自分で噛んで食べ物を飲み込むことで、脳への良い働きもあり、全身の健康に繋がります。食べて味わう喜びも得られます。口から食べられないと、寿命が短くなることに繋がってしまうのです。

人間の身体の大部分は子どものうちに作られる

食生活は数回のことで結果が決まるわけではありません。長い時間をかけて、身体をつくっていくのです。そのため、小さい幼児のうちからの食育が重要になってきます。人間の身体の大部分は子どものうちに作られます。その大切な時期から、食生活を整えていくことが寿命を延ばすことに繋がります。大人になってからでは、もう身体を作り終えている状態ですから、知識や経験は増やせても、健康な体つくりには限界があります。

幼児のうちから、正しい食生活を送っていれば、成人し、多少食生活が乱れても、努力さえすれば正しい食生活に戻すことができるでしょう。幼児の時に正しい食生活を知らないままに成人してしまうと、正しい食生活自体を知らないので、なにがいけないかさえ気づくことができません。その結果、健康を害すまで、食生活の大事さに気づくことができないということになってしまうのです。病気になってしまってから、食生活を改善しようとしても、習慣を変えるのには相当の苦労を伴います。習慣を変えることのほうがストレスになり、そのストレスが逆に害になることもあります。
そういった面からも幼児への食育、幼児期からの習慣づけが大切だと言えるでしょう。

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