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新潟の保育士パートの求人事情について

投稿日:2018年7月17日 更新日:

新潟県は待機児童0を実現している都道府県の1つです。これは決して人口が少ないということが理由なのではなく、子どもを預けたいという家庭のニーズに合わせた保育環境をととのえることができているという結果です。しかし2017年現在において、12年ぶりに待機児童が発生したという結果が出ました。これを新潟市では危機的状況だと認め急速な対応を行っています。

いつ定員オーバーしてもおかしくない状況だった

待機児童0を実現していたとはいえ、決して余裕があるわけではありません。ギリギリでもなんとか需要と供給のバランスを保ってきたという状況だったため、いつ定員がオーバーしてもおかしくはない状況でした。最近10年では保育園の増設や定員を約4800人増やすという動きを行ったのですが、それでも追い付かなくなりとうとう待機児童が発生してしまったのです。

保育園に預けることができる条件としては、親が育児休業中で仕事に復帰するため、また求職中であるためなどいくつかありますが、育児休業によって仕事に復帰を考えている家庭に比べると求職中の家庭というのは優先順位が下になってしまっています。2017年に発生した待機児童数は2人で、どちらも保護者が求職中ということが分かりました。これによって優先順位もはっきりと分かったのです。

潜在待機児童数は200人以上

更に言えば今まで公表していたのは待機児童数でしたが、他にも入れる施設があるからなどを理由に自治体が待機児童数に算入していない「潜在待機児童」というものがあります。新潟県内ではこの潜在待機児童数が200人以上確認されていることが分かりました。待機児童数が0だからと安心していると痛い目を見てしまうという問題が浮き彫りとなったのです。

一度就職した人の入れ替わりが少ない

この深刻な現状は子どもを持つ家庭にだけダメージを与えるわけではありません。保育士の仕事を探している人にとっても重大な問題なのです。保育士の仕事というのは県の保育環境によって待遇が大きく異なります。とにかく人材確保をしたいという県では求人数が多い上に非常に好待遇で雇ってくれますが、入れ替わりが少なくある程度保育環境がととのっている県では求人数が少なく待遇も特別良いというわけではありません。働くのであればできれば好待遇なところがいいと願う人が多いのですが、それを判断する1つの基準が待機児童数にあります。待機児童が少ないということは子どもを持つ家庭が保育園を求める需要と県あるいは市が供給する保育環境のバランスがとれているということになります。環境が安定しているため一度就職したら抜ける人が少なく入れ替わりがあまりないため求人数も必然的に減っていきます。

それに対し待機児童が多いということは今後も保育園の増設を積極的に行うことが期待できるため、それに付随して保育士の募集も増えることが考えられます。そのため求人数が多く、更には人材確保のために待遇も良いということが期待できます。保育士を志す人であればこの待機児童数によってどこの県で働くのが賢明なのかを判断する人も少なくはありません。一般的に公表されている待機児童数と、あまり公表されていない潜在待機児童数はイコールではありません。それはこの新潟の県で一目瞭然です。

既存の保育士求人よりもオープニングスタッフの募集が多い傾向

待機児童が発生してしまったという危機的状況な上に潜在待機児童も多いということから、県では保育環境をととのえる動きを行っています。保育園の増設はもちろんのこと、それに合わせて保育士の需要も高まっています。そのため既存の保育園での求人というよりは、新設のオープニングスタッフを募集する場合の方が多いでしょう。

時給相場は800~900円

基本的には有資格者であったり経験のある人を優先的に雇うので、よほどの人材不足に悩まされている施設ではないかぎり保育士パートの募集はありません。未経験者や新卒者などを積極的に採用するケースはあまりないので期待しない方が無難でしょう。もしも保育士が産休や育休などで一時的に穴をあけるとなった場合、この穴埋めとして期間限定でパートを雇う場合があります。それでもいいから保育の仕事に携わってみたいと思うのであれば日頃から求人に目を光らせておくことが重要です。時給としては800~900円というのが一般的で、1000円をこえるような高時給の募集はなかなかありません。正社員の給与水準も他県に比べたら低い傾向にあるので、時給が低めに設定されているのもうなずけます。

保育士資格を活かした働き方をしている人の割合がとても高い県

実は新潟県で保育士の資格を持っている人は2万人以上います。それに対して実際に保育園で勤務している人は1万人ほどで、有資格者のおよそ半数が資格をいかして就業していることが分かります。これは決して低い数字ではなく、全国の中でも際立って高い数値だと言っても良いでしょう。つまりそれだけ保育に対する意識が高いことを示しているのです。こういったデータから質の高い保育を受けることができると期待できるので子どもを持つ家庭は安心なのですが、保育士を目指す人にとっては厳しい現状だというのも事実です。

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