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保育のアルバイトってどんなことをするの?

保育園のアルバイト求人で正規の保育士で働く自信がない人でも気軽に働けそうな、保育補助の求人募集がありますが、補助と書かれているので、単なる手伝いのように思いますよね。

でも実際は補助と言っても、ほとんど正規の職員と同じ仕事をします。

アルバイトの主な仕事内容

集団生活のサポートや子ども達の身の回りのお世話

具体的には、お漏らしをした乳幼児のオムツの交換や、乳幼児のミルクを作って飲ませたり、お昼寝時間に子どもをあやして寝かしつけたり、給食の時間に給食を食べさせたり、雑巾やモップで園内の掃除をしたり、正規の職員の読み聞かせなどのサポートをしたりなど多岐の仕事があります。

年間行事や年間イベントの準備や運営

園にもよりますが、入園式、卒園式、クリスマス会や、お遊戯会や、親子参加の遠足や、豆まき会などの行事やイベントが毎月ほぼ1回のペースで開催されます。

園内の正規の仕事時間では準備が間に合わないため、サービス残業や自宅に持ち帰って時間外労働を強いられる場合もかなりあります。

園児達の健康管理

これがかなり大切な仕事で、園児の発熱や病気の症状を見抜いたり、特に寝返りがうてない乳幼児がうつ伏せ状態になると窒息する恐れがあるので、注意と気をかなり遣う仕事です。

保護者対応

最近はアレルギーなどや持病を持った子どもをあずかるケースも増えているので、保護者にそういった情報を聞いてメモして注意したり、逆に世話をしている時に気付いた事を保護者に伝える事も大切な仕事となってます。

それ以外にも、子ども同士の喧嘩や、世話している時に気付いた事を報告したり、親子参加の年間行事の説明なども行います。

連絡帳の記入

子どもを預かっている保護者と園にその日に合った出来事や注意事項を報告するための連絡帳の記入の仕事です。

この連絡帳の記入は、担当する園児全員の情報を記載する必要があり、園内の正規の仕事時間では到底できないため、サービス残業や自宅での持ち帰り残業を余儀なくされます。

保育園の平均的な1日

午前中に開園時間の約1時間に園に行って、更衣室で着替えてから、前日にやりきれなかった連絡帳の記入などの残業をして、開園30分前にタイムカードをさします。それから園児をあずかる部屋や、園の入り口の掃除を当番制で行います。

正規の開園時間前に、どうしても仕事の都合上で、早めにあずかってほしいと言われた園児を開園30分前ぐらいにあずかります。開園時間になると登校した園児を迎えつつ、保護者に挨拶したり、風邪などをひいてないか健康上の注意点を聞きます。

園児が集まったら、部屋に園児を集めて朝の会を行います。朝の会が終わったら、園児達と庭でいっしょに遊んだり、晴れている日には車通りが少ない近くの遊具がいっぱいある公園までお散歩しながら連れて行きます。まだ歩きがおぼつかない子どもの場合は、専用のカートに乗せて公園まで連れて行きます。このお散歩中が一番神経を使う時間で、子どもは注意を聞かず急に走り出して車道に飛び出すのでかなり疲れます。1時間ぐらい遊んだ後に、園まで引率して連れて帰ります。

雨の日は子どもが好きな粘土やお絵描きなど園内でできる遊びの準備や、子どもが間違って粘土やクレヨンを食べないか見はりながら、いっしょに遊びます。子どもと遊んでいるうちに調理室から給食が届くので、しっかり手を洗ってアルコール消毒してから給食の配膳を行って、子ども達を席に座らせて給食を食べさせます。この時にアレルギーのある子どもは、別メニューなので別の部屋でアレルギー対策の給食を食べさせます。保護者から好き嫌いのないように食べさせるように要望されている場合は、励ましつつ嫌いな食べ物を食べたら褒めてあげます。

給食が終わったら、お昼寝の時間に子ども達を寝かしつけます。入園してすぐだと、園内の環境に慣れてないので、子どもたちが中々寝付かないので苦労します。寝かしつけたら休憩時間なんですが、園児が遊んだ玩具のお片付けや、掃除、連絡帳の記載に追われてほとんど休憩できないうちに、園児が目を覚まします。

お昼寝で起きた園児と午後もいっしょに遊びながら、保護者のお迎えが来るのを待ちます。夕方になったら順次お迎えで保護者が来るので、園児の過ごした様子や体調などを報告します。バイトなので、定時になったらタイムカードを押すんですが、時間通りに迎えに来ない保護者もいるので、30分ぐらい残業して帰宅します。

 

このように伝えると、保育補助のバイトは辛そうに感じると思いますが、最大のメリットは正規の職員と違って、週2回から3回などで好きな日数や午前中だけなど色々な時間に働ける事です。また、正規の職員とほぼ同じ仕事を体験できるので、将来保育士になりたい学生や社会人にとってもアルバイト求人はかなり役に立ちます。

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