保育士の仕事に対して、どんなイメージを持っているか人によって違うかもしれませんが、実情はかなりの体力勝負となります。
子どもの世話をして明るくなれる職場といったイメージもあるかもしれませんが、そういった考えだけで求人を探して働いても長く続きませんので、かなりハードな職場であるという事を覚えていた方が良いでしょう。
仕事内容からして保育士はハードになりまして、内容自体も幅広く、ただ子どもたちの世話をするというものではなく心のケアも必要となります。
具体的にどういった面でハードかと言いますと、外で一緒に子どもたちと遊んで走り回ったり、泣いている子どもをあやすために抱っこしたり、掃除をしたり、服などの補充作業をしたりしながら安全面に配慮をしなければなりません。
自分自身だけの事ならまだマシですけど大切な預けられたお子さんの面倒を見るというのは神経を使いますので精神的にも疲れてしまいます。
もちろん体力は大きく消耗しますので普段からのトレーニングも欠かせないようになるでしょう。
普段の生活から体調管理に気をつけることが大事
子どもたちと一緒に毎日過ごさないといけませんので病気にも気をつける必要があります。
風邪になってしまい子どもたちにうつすといった事はあってはいけない事ですし、逆に風邪気味の子どもが登園してくる事も多々ありますので自分がうつらないように免疫力を高めておく必要もあります。
単純に忙しい、疲れる、しんどいといったものではなく総合的な意味での体力勝負となるのが保育士の仕事です。
一緒に遊ぶだけではなく時には子どもたちをしっかりと叱ってあげる事も大切になりますので真剣に向き合う事も必要であります。
体調管理を含めて普段の生活から気をつける必要が多くありますので簡単な仕事だと考えずに求人に応募する必要があるでしょう。
掃除など雑用も多い仕事
保育士は子どもたちの面倒を見る事が多いからハードであると思いがちですけど、雑用もたくさんあるという事も忘れてはなりません。
一般的な掃除や出し物の用意といった事もありますが、何をするにしてもかがむ事が多いので日常的な動作なのに疲れる事が多いです。
子どもと一緒に遊ぶ事に自信があったとしても複数の子どもたちと同時に遊ぶ必要があり、安全面の配慮をしながらなので想像以上にハードになりますし、働きながら他の事も考える、作業をするといった事はなかなか大変です。
一人一人ならしっかりと面倒をみたり、気を遣ったりできるけど同時になると大変になりますし、何かをするにしても同時だと時間がかかりますので一大作業となってしまいます。
それに子どもはこちらの言いつけを絶対に守ってくれる保証はどこにでもなく、それぞれにしたい事、やりたい事がありますから言う事を守らなくて、別々の事をやりだしてしまうと本当に大変になります。
もしもの事があったらダメなので、そのまま放置しておく事もできませんから本当の意味で疲れてしまうでしょう。
このように子どもたちに振り回されてしまう事も多いですが、働く保育園の仕様によっても大きく異なってきます。
どこで働くかも大きな要素になりまして、ある所ではスケジュールをキッチリ詰めている関係で休憩する時間が少なかったり、子どもたちを急かしてしまったりと自分にも子どもにとってもゆっくりできないという事も多々あります。
そういったスケジュールがタイトな保育園はさらに大変になりますから求人を探す際に、よく調べておいた方が良いかもしれません。
長く続けていけば、環境にも慣れていく
一日中動き回るのが保育士になりまして、子どもたちと一緒になって遊んで動いて過ごす事が大半になります。
もちろん日によっては室内で過ごす事もありますけど、それでも大変な事には変わりありませんから日々の体力作りが必要です。
もし体力のない方や自信のない方だと挫折してしまうかもしれませんが、続けていくうちに逞しくなっていくのも事実です。
働き始めは一日中走り回るのでヘトヘトになって帰宅する事がざらですけど環境にも慣れてしまうと、どうすれば良いか要領が分かってきます。
どこで手を抜いていいのか、どこで体力を使うのかといった点も含めて慣れていきますから遊ぶ時は一緒になって走りますし、逆に元気よく遊べるようになります。
日々働いているので徐々に身体が逞しくなっていく事も理由の一つです。
長く続ける事で大事になってくるのが悩みを打ち明けられる人がいるかどうかです。
少し疲れた時や動けなくなった時に誰かに協力して貰えたり、お互いに腰痛等の保育士特有の悩みがある時に協力したりと周囲の方と連携する事が大事にりますから、何か困った事があれば一人で考えないようにする事が重要です。
それに身体的な疲れも大事ですけど精神面でも大きな支えとなってくれますし、一人ではなく全員で助け合うのも大事な職場です。
このように大変な環境になりますが、とてもやりがいのある仕事になりますので自分に適した求人を探して働いてみると良いでしょう。