保育

ウケる履歴書!自己PRの書き方-保育士編

保育士は不足していると言われており、いかにして保育士を集めるかというのが保育園からすれば至上命題のようになっています。そうなると、保育士の側からすれば楽に仕事を見つけることができるのではないかと思うところですが、とはいえ、変な人を保育園に入ってこられるのは保育園の側も困りものであり、結局は面接を経てしっかりしているかどうかを見られて採用するかどうかが決まります。その時に参考になるのが自己PRです。履歴書に書かれている自己PRをどのように表現するか、そして、いかに食いついてもらうかというのが大事であるとともに、いかに自分を表現するかが重要です。

なぜ保育士の資格を得たのかというものをまずは明確にする必要があります。もちろん、将来的に仕事に困らないようにするためという本心の部分はあるにしても、採用を検討する側は理想的な部分を見ようとします。現実としてはかなり困難な状況かもしれないものの、一応は理想、ポリシーの部分を見たうえで採用を考えることになります。子どもと接したい明確な理由というものが見えてくれば、この人に任せても大丈夫と思えてきます。また、自己PRに書く内容は仕事に直結するもの、イメージするものではないと、趣味をアピールされたとしても、相手が困惑をするだけのため、注意です。

子どもと接した経験

では、実際にどのようなものが受け入れられるのかですが、子どもと多く接した経験があることを書いていくことが大事です。例えば、学童保育のバイトを経験し、これだけの子どもと接することができたというのを書いておくと、子どもに対する接し方がある程度は分かっている、基礎はちゃんとしているだろうから、こちらで指導をしていけばすぐに戦力になるという思惑が働くようになります。また、兄弟が多かった、それで面倒を見る機会が多かったというのもプラスに働きます。結局のところ、いかに子どもの面倒を見てきたかという部分が問われることになり、そうしたことを書きこむ必要があります。

問題は、こうした経験がない場合です。もちろん保育士になる過程で子どもと接する機会はあるにしても、バイトなどでそうした経験をしてこなかった人が資格を得たからすぐに応募をするということをしても、相手から不安視される可能性はあります。不安視されてしまうと、実際働く人が苦労する部分、現実的な部分を突き付けるような面接となります。例えば、体力面がかなり重要であるとか、親との接し方、同僚とのコミュニケーション、安い給料など、長く続けていくにはネックになるかもしれない現実を突きつけてきます。それを克服できると思わせるものを履歴書でアピールしていかなくてはなりません。

体力面の心配を払拭するには、部活をやっていた、スポーツが趣味であるというのをアピールするのがおすすめです。これだけこの競技をやっており、体力には自信があります、根性だけなら負けませんというのをアピールすれば、まずはなんとかなるだろうというように思ってくれます。もちろん、履歴書ではそう書いてあっても、実際の姿が到底そうには見えないということもあります。そのため、履歴書に書いてあることと実際の姿がリンクするように工夫をすることが大事です。それは挨拶をしっかりとすることで大丈夫です。笑顔で、ハキハキとした挨拶、受け答えをするというのはとても重要です。

人見知りに思われない工夫を

保育士が人見知りというのは、ネックに思われる部分もあります。そのため、人見知りに思われないよう、多くの人と接してきたという経験を書いておくことも必要です。接客のバイトをこれだけしてきたから保護者との接し方も大丈夫ですと言うことができるようになります。もちろん、コンビニにやってくるお客さんと保護者は求めているものが違うため、同じ接し方でいいわけがありませんが、接すること自体は怖がらないというのであれば、いくらでも指導をすることは可能です。こうした部分がアピールできるようになれば、少なくとも不安はある程度払拭されることになります。

今までの経験をどう活かせるかをアピール

高い理想を掲げて自己PRを完成させても、相手はその道のプロであるため、すぐにその薄さ、甘さに気付きます。保育園で発生する事件などは、あまりの忙しさから体調を崩す、パニックを起こすことなどが原因です。理想よりも現実への対応がいかに大事か、それを保育園の側は痛いほどわかっています。だからこそ、履歴書では自分が今まで何をしてきたか、どのようにそれを活用するのかというのを書いていくことが無難です。

一番理想的なのは、子どもと多く接してきたという経験を自己PRにしていくことです。親との接し方はなんとでもなりますが、子どもとの接し方は腹をくくって対応しなきゃいけないことがあるなど、何かと大変です。そうしたものをどのように乗り越えていくかがこの場合は求められます。その勝手がわかっている人と働きたいというのが保育園側の本心であり、その本心に応えられる自己PRをしたいところです。

-保育