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滋賀の保育士パートの求人事情について

日本人なら誰もが知る琵琶湖が位置する滋賀県ですが、実は待機児童0を記録しているという保育の環境が整っている都道府県でもあります。

2017年現在では3年連続待機児童0となっているのですが、それとは対照的に保育園に入所できなかったものの待機児童の定義に当てはまらないとされている「潜在待機児童」つまり隠れは年々増加傾向にあります。つまり子どもを持つ家庭にとっては手放しで喜ぶことができない状況であるということです。

待機児童0を実現できた理由

そもそも滋賀県が待機児童0を実現させることができたのにはいくつかの政策が関係しています。保育所の整備を整えて働きやすい環境にするということ、更には定員を増やすという施設における政策、それだけではなく新規採用した保育士に15万円を支給するという補助金制度や看護師配置を進めるための補助金を創設するなどの改善が行われました。これによって保育士を目指している人々は魅力的な求人に感じられ、保育士不足を改善させることができたのです。新規採用の保育士に対して15万円も支給するというのは他県では考えられない政策です。ここまでしなければならないほど保育士の需要が高いとも言えます。

有効求人倍率は1.9倍

現在の滋賀県における有効求人倍率は1.9倍となっており、全国平均とほぼ同じ値となっています。この倍率は求職者1人に対して就職先が1.9ヶ所あるということになるので、就職または転職を行う際には有利な地域だと言えます。更には補助金制度によって就職するメリットを与えているため他県よりもこちらに目が向くようにという狙いがあります。

小規模保育施設が多い傾向

保育園の特徴ですが、他県に比べて小規模保育施設が多い傾向にあります。小規模保育施設は保育する子どもの人数が少ないことから家庭に近い保育を行うことができますし、仕事量においても負担が少なめであることから様々なタイプの保育施設の中でも人気が高い傾向にあります。待遇面などを考えれば大きくて保護者からも人気の高い保育園を選ぶ方が良いのかもしれませんが、子どもたち1人1人と向き合いながらのびのびと保育に勤しみたいという人にとっては小規模施設は非常に魅力的です。あまり保育の経験がない、また保育士パートだから仕事量が多いのは困るというような人にとってもうってつけです。

滋賀県の保育士正社員の給与水準は高め

滋賀県の保育園は正社員の月給が安くても16万円からであり、高いところでは20万円をこえるところがあります。正社員としてしっかり働くのであれば平均として17~18万円の収入を得ることができるのでこれは給与水準としても高いと考えられます。またボーナスがあったり、年齢・経験を問わず希望者は積極的に採用をするという姿勢を見せている保育園も数多くあります。保育士の人材確保のために採用条件を緩めるということは、それだけ保育の質が下がってしまうのではと懸念されがちなのですが、保護者の方々に安心してお子様を預けてもらうためにしっかりとした研修制度を設けている保育園がほとんどです。そのためたとえ未経験であっても子どもが好きという気持ちがあって子どもたちにしっかりと愛情を向けることができる人であれば十分につとまるという考え方となっています。

保育士パートは全国平均並み

保育士パートの時給は大体900円前後であり、全国平均で見ても可もなく不可もないという無難なラインに設定されています。しかし正社員並みに待遇は整っており、業績によっては賞与をもらうことができたり、育児支援だけではなく介護支援も行っています。更には大型テーマパークの優待制度も設けられており、プライベートを楽しむために仕事を頑張るというようなスタイルで働くこともできます。

そのため未婚の人というよりは子育てをしながら社会復帰を目指すという女性に人気を集めています。自身の子育て経験から保育の現場で働き、たくさんの子どもたちに触れ合って充実した日々を送りながら、努力の成果が認められればテーマパークの優待制度を使って自分の子どもたちとの時間に費やすという私生活にも大きなメリットを生み出します。

求人が出た時を見逃さないようにすることが大切

これだけ保育士にとって働くメリットがあるというのは、滋賀県という地が保育士を必要としているからなのです。同じ関西圏である大阪や京都などでも保育士の需要がありますが、あまりにも都会すぎる地では通勤が大変だったり、保育環境も自然とはかけはなれていてあわただしかったりする傾向があります。そう考えると自然もあって労働環境が整っている滋賀県は働き方から考えても、また待遇面で考えても非常に魅力的です。好待遇だと入れ替わりが少なくなってしまうので、オープニングスタッフの募集など求人が出ている時を見逃さないようにすることが大切です。

保育士のための転職サイトもいくつかあるので、ハローワークで随時チェックするというよりは専門サイトに登録して新情報をいち早くキャッチすることができるように常に情報網を張り巡らせておくことが重要です。

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