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英語で保育するメリット-外国語に苦手意識をつけないで済む

英語で保育するメリットですが、外国語に苦手意識をつけないで済むということが挙げられます。これからの時代、好むと好まざるとにかかわらず、将来どんな仕事につくにしても、外国語が必須とされる状況はますます増加すると予想されます。残念ながら日本は人口減少社会に突入しています。経済情勢は決して悪いわけではないでしょうが、世界を見渡した場合、好調に推移していると言えないことも確かです。そして日本は石油その他の天然資源にも乏しい国ですし、国土柄、大規模に第一次産業を行える状況にもありません。

このような状況で日本が今後も先進国であり続けるためには、どうしても頭を使ってより付加価値の高い仕事をするとともに、より経済情勢の好調な国、新興国や発展途上国も含めて成長著しい国の人々にその付加価値の高さを認めてもらって、商品やサービスを購入してもらうということがどうしても必要になってくるのは自明の理です。そして、世界の国の人々に自分たちの商品やサービスの付加価値の高さを理解してもらうには、語学力が必要になります。現在の世界を見渡して、英語が最も広く使われている言葉である以上、ネイティブレベルにまで使いこなせる必要はないとしても、単なる挨拶程度ではなくて、世界の人に対して自分たちの良さを分かってもらうことができる程度には使いこなせたほうがよいでしょうし、また今後はそういう人材がより一層求められるようになるでしょう。

英語の早期教育が苦手意識をなくす

ということで教育が重要になるわけですが、年齢も上がってきてからでは、どうしても他の子どもと比較されることになり、比較された結果として自分は友達と比べると得意とは言えないというように自他ともに思ってしまうことになってしまいます。本来、勉強というものはそういうものではなく、一定のレベルに達していればそれでよいはずです。ところが勉強科目の一つに入ってしまっている以上、どうしても他人との比較、他人との競争に勝つという意識が自他ともに芽生えてしまうことになります。

もちろんそこで競争に勝ち、自分はできる子だと思えればそれで良いのかもしれませんが、それはある意味でリスクでしょう。そして、比較された結果として自分はできないと思いこむ、あるいは周りから思われてしまうと、それが負のスパイラルを生むというのはよく知られていることです。絶対評価では決してできないわけではないのに、他の子どもと比較されて自分はできないと思い込まされることで苦手意識が生まれ、その結果として勉強しなくなったりチャレンジ精神が生まれなくなったりして、本当の意味でもできなくなってしまうことは他の科目でもいくらでもあります。

小さい頃から英語教育をしておくことは、この苦手意識をつけないで済むということが大きいのです。言っては何ですが、保育においてできる教育の中身など、その後に身につけるべき教育内容からすれば笑えるようなものばかりかもしれません。ですが、極論すれば内容はどうでもよいのです。小さい頃から関わっていることで、大きくなってから、仮に他人と比較されることが起きたとしても、子ども自身も自分は昔からやっているのだから苦手なはずがないと思えるのです。この、思えるというのが重要なポイントです。もちろん、内容的にはたいしたことがなくても少しでもやっている以上は、友達などと比較しても一歩先んじていることは間違いないでしょうから、その点でもメリットになります。

言葉は勉強をして覚えるようなものではない

言葉というのは日本語でも同じなのですが、本来、学校でやるような勉強をして覚えるようなものではありません。赤ちゃんは勉強などしなくても自然と日本語を聞き分け、話せるようになっていきます。外国語でも同じであって、学校でやるように机の前に座り、教科書を広げて行うような方法は、ある程度の年齢に達した人とか大人の場合にはこれで致し方ありませんが、人間が本来言葉を覚える方法ではないこともまた事実なのです。

保育時においてはこの点でも優れていると言えます。学校で学ぶような方法よりも、赤ちゃんが自然に身につけていく方法により近いからです。この点でも、よりスムーズに習得できることが期待されます。日本人の家庭に生まれた赤ちゃんが小学校に上がったときに、国語という科目が苦手ですという子どもはいても、日本語が苦手ですという子どもはいないでしょう。これと同じような状況が英語でも十分に期待できるわけです。

できるだけ人間が本来言葉を覚える環境により近い方法で英語に接することができ、かつ、その経験によって子ども自身もまた親など周りの人も苦手意識を持つことなく、年齢が上になったときも自身を持って取り組めるようになるというのがメリットであると言えるでしょう。これからの時代、英語はますます必要になっていくでしょう。今の親世代は教育の問題もあり、苦手意識を持っている人が多いかもしれませんが、子どもにはぜひとも苦手意識を払拭して欲しいものです。

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