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調理師と栄養士 どこがどう違うのか?似て非なる資格

投稿日:2017年9月15日 更新日:

学校や病院、食堂などで給食つくりに携わる仕事をする人がいます。仕事の目的が「給食を作ることに従事している」に変わりはありませんが、それぞれ任される仕事と必要になる資格が違います。

調理師と栄養士はいずれも給食づくりに欠かせない資格です。しかし、この二つの違いは一体何でしょう。

給食を管理する栄養士

飲食店で料理を提供するなら、食べたいメニューをお客さんが選んで自分の意志で注文します。飲食する店を選ぶのも利用客しだいです。

しかし、給食はその施設や食堂を利用する人が繰り返し利用することが前提です。偏った食事や好み優先のメニューを、ひとりひとり客のニーズに合わせて作ることはしません。

栄養士の仕事内容

給食は、利用者人数によって作る量が変わります。また、その給食を食べる人たちに必要な栄養をバランスよく提供しなければなりません。

まず施設ごとに、給食を食べる人たちの栄養状態(年齢や身体状態など)を把握して、栄養士規定が定められています。それに沿って栄養士は毎日の献立を考え、必要な食材や調味料を発注し、仕入れ検品をします。

献立に沿って必要な量の仕込みを行い、調理して盛り付けて提供し、後片付け(洗浄まで)をするのが栄養士の仕事です。

給食管理にかかわる仕事も栄養士

献立を考えて、毎日給食を提供するほかにも、栄養士の仕事はあります。食材仕入れの確認と必要書類(納品書や請求書など衛生管理や発注にかかわるもの)の管理や、従業員の管理も栄養士がします。

そして、給食を食べた人の感想や好みをリサーチして、好まれながらバランスのいい食事を作るためのヒントを集めて生かすのも給食管理を担う栄養士の仕事です。

上級資格の管理栄養士

管理栄養士は、栄養士のなかでも上位の資格です。

栄養士は都道府県知事の免許を受けて、主に健康な人を対象にした栄養指導や管理を行います。福祉施設や保育園、給食会社で就労します。

管理栄養士は厚生労働大臣免許で、病気やけがをしている入院患者への栄養指導、栄養管理をすることができます。患者それぞれが抱える症状や体質に合った指導や管理を行うことができる専門性の高い資格です。

継続的に提供する食事数によっては、管理栄養士を配置しなければならないため、大規模な施設で働くチャンスが多くなります。

調理のプロ 調理師免許

料理は日常的に、どの家庭・施設でも「食べる」ものを提供するために行います。

食事を提供する飲食店を営むとき、必ず調理師免許がいるというわけではありません。

ただ、調理師の資格を持っていることで得られるメリットもあります。

調理師の食に対する知識

調理師の免許を得るには、実務経験(2年)を経て試験を受ける・専門学校に通って卒業する、という二つの方法があります。

試験には、公衆衛生学や衛生法規、食品衛生学など、食の安全衛生に関することや、栄養学、食品学、調理理論など調理と食事の内容に関する知識が求められます。

実務経験をクリアした人に実技試験はなく、筆記試験に合格すれば調理師になれます。飲食店でこれから働きたいと考えている人や、食に対する知識を深めて、飲食に携わって生きたい人は、調理師資格を持っているのがベストでしょう。

専門性のある調理を学び資格を得る

厚生労働大臣指定の調理師専門学校へ通えば(通例は1年間、カリキュラムは学校に拠る)、卒業と同時に調理師の資格を得られます。実技や筆記の試験は必要なく、卒業と同時に申請すれば国家試験は免除されます。

専門学校では、座学はもちろんのことですが、自分が目指したい料理の方向(和食・中華・フランス料理など)がコースごとに分かれていて、より専門的な調理方法や盛り付けの仕方を指導してもらうことができます。

栄養士と調理師の資格を生かして

調理師の資格は、食べてくれる人のために料理を作り、盛り付けて提供するために一定の知識を備えているという証明になります。

栄養士は、その料理がより健康で必要な栄養バランスを備えているか、また提供する食事を食べる人の体調・栄養管理に配慮したものになっているかをまず考えます。更に調理に従事する人や食材の管理を行い、施設にいる人にもかかわる仕事ができます。

調理師は現場 栄養士は管理 

調理師と栄養士ともに、食に対する専門家といえます。仕込みや調理をしたり、盛り付けをしたりする「料理」が好きな人にとって、調理師は魅力的な資格でしょう。

近年注目されている、低カロリー高たんぱくメニューのように、栄養バランスを考えた食事の信頼度を得るには、栄養士の資格保持者が求められます。

調理師と栄養士が一緒の現場で仕事をすることも多いですが、従業員の不足などの理由で、栄養士も調理師と同様に現場調理の仕事をメインに行うのは珍しいことではありません。

 

調理の現場は、提供数を限られた時間のなかで完成させなければなりません。めまぐるしく多くの仕事をこなさなければならないこともあるでしょう。しかし、給食や料理を食べて「おいしい」という感想や言葉を、利用者から直接聞くことができる、やりがいが感じられる仕事です。

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